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2007年 03月 10日
カカとガッツがぶつかって倒れた時は、思わず拳を握ってしまったわたしでございます。
「何してるんだーー どいとけガッツーー」 駄目じゃん、カカの邪魔しちゃ(笑) 全世界の皆さまがた(特に女子ミラニスタ)朝っぱらから 朝は日本及び周辺だけ 大騒ぎだったんじゃないでしょうか。少なくとも出勤前のわたくしはそうでしたよ。一日の(っていうか週の)エネルギーをすっかり使い果たしてしまい、残りの木・金は仕事進まないことったら大変でした。 給料泥棒って呼んでくれ。 この試合を再び録画でじっくり観てみたが、相手のセルティックにゴールの気配が感じられないも、選手&サポーターがなぜだか明るい(ブキミ) 反してミランは何度もチャンスがありながら決めきれず、ひとりカカちゃんだけが思いつめたように動き回っている。徐々にサンシーロのミラニスタの眉間に深いシワが発生。その相乗作用で観てるこちらの疲れが倍増。 ワントップ(それもピッポ)でスタートってとこから「おいおいおいおい(以下永遠に続く)」って思ったんですが。いやピッポが嫌いとかいうのではなく、この場でワントップは無いだろうと。 よしんばあってもピッポは後からのスパイス投入だろうと。しかし冷静に考えると、他にワントップを張れるようなFWって誰・・・いませんから。 ええ、いませんね。ロナウド出られないし。 誰に非難されようとワントップを選ぶたぬきですが、カカを自由に動かせるためのフォメかもと仰っる方もあり。なるほどね、確かに前半では厚い中盤が利いてましたな。特にアンブロ、要所要所の抑え方といい気迫といい、これぞ伝統のロッソネロだなと。 しかしそれは裏返せば「前にはカカとピッポしかいない」ってこと。 案の定そこを突いてきたセルティックも「カカさえ抑えときゃ、なんとかなるな」とばかりに、複数人数で囲むこと囲むこと。 と叫んだことは内緒だ。 言ってるよ。 わたしはたぬきがワントップをチョイスしたのは、アウェイゴールを恐れてのことかなと思う。敵地で1点も獲れなかったミランがサンシーロでゴールされたら致命的だからね。中盤から後ろをガッチリ守って、あとはカカとピッポに頼みますよって感じか。でもそうは上手くいかないのが常だ。 どうしようもない膠着状態が続いてスコアレスのまま後半に入ると、ぶ厚いはずの中盤が少々胃にもたれてきた。まるきし機能しなくなって来たような印象さえあり。解説の宮内さんもクドイくらい言ってたが、せっかくのカカのスーペルなパスもあれじゃ出しどころがない。 カカのパスを貰いきれるほどの技量のあるFW(MFでもいいんだが)なんて、今のミランにはロナウドくらいしかいないのかも。 ピッポも駄目だし、かといってヤンにも難しい。(しかしヤンの動きはよかった)カカちゃんはこの他にはゴール前にいるアンブロくらいにしか、パスは出してなかった。むしろ自分の難しいパスを誰かに出して無駄にされるよりも、自分で持ち込んだ方がいいや、って感じに見えた。それってチームとしては悲惨な状況だと思う。最終的にそのカカの個人技で勝利を手にしたけど、あの時のカカがわたしには「誰も何も出来ないんなら、僕がやるしかないんだな」って言わんばかりの悲愴感に満ちて見えた。 ま、結果オーライだし、ゴールした後のカカはニコニコ顔だったのでよかったけどさ。 「まずいっすよ(汗;)ハ、ハンドですかい、カピタン」と、初っ端からミラニスタでさえ背筋がゾッとしたゴール前のシーン画像は見つけられなかったのですが、他にもこんなことまでしてたよ(笑)なんかもう全身から「オレ様は絶対に準々決勝まで残りたいんだから、何が何でもこの試合に勝つもんねっ」というオーラが出まくりで、ある時は敵のゴール前に居座ってオレにボールを寄越せと言わんばかりのアピールぶり。そのすぐ後には、まるで空間を瞬間移動したが如くにジーダの前で味方のゴールを守りきる。 あなた、ほんとはMFでしたか。 なんて、思ったりした。 幾つだよ。膝痛いとか言ってたくせに。 特に後半、セルティックの10番(長い名前の人)にみんなが抜かれた時は「あ、こりゃ1点献上か?アウェイゴールか?ホームで敗退かー」と、ほんの1秒の間に色々なことを考えた。でもどこからともなく現れたマルが渾身の 今どきのパワー不足のロッソネリに爪の垢でも煎じて飲ませたろか。若さではないのよね、経験と「勝ちたい」っていう執念なのよね、としみじみ。 グラヴェセン相手に一歩も退かないどころか、交替で入ってきたとたんに一発かまして相手を怯ませるあたり、そりゃもう惚れまくりました。でもこのシーンで彼と頑なに目を合わせてなかったですけど(笑)その後ピッチ中央に座り込んだグラヴェセンとこまで駆け寄って、頭から何か声をかけてましたが、あれは「大丈夫?ごめんね、足蹴っちゃって」なのか「いつまでも座ってんじゃないぞ、このボケ」だったのかは不明。 ボケに100万リラ(ぇ。) 完璧、蹴ってますけども何か。 今回はかなり高い位置で動いてたマルディーニ。調子は相変わらず悪そうなんだけど、今は執念あるのみで1試合1試合を戦っているのだと思う。ボネーラを後ろに残したまま自分はどんどん前に出て、そのまま中盤から前に居残ったりもしてた。それってかなりの確率でボネーラを信用してるってことだろう。カラーゼもネスタも不在のまま、孤独なカピタンにはもうボネーラしかいないのよね。 いや、シミッチもいるぞ。 というわけで、準々決勝の相手はバイエルン。 お互いに手の内は解っているようなものだが、それはシェフチェンコというエースストライカーがいた頃のことだ。今のままのミランじゃ、誰が見てもこっちは苦しい。4試合連続で無得点のくせにベスト8に進んでしまったが、この先はそういう運だけでは通用しない世界だよね。しかしまぁ、あのメンツでこの状態で、よくぞここまで残ってくれたよ。だからこそ、たぬき監督にはフォメをいま一度考え直して貰って、もう少しだけ頑張ってほしいのだ。
by cara_elisa
| 2007-03-10 17:00
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